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トランス・ヒマラヤ密教叢書

『神智学大要』第五巻太陽系(下)
   

アーサー・E・パウエル編著/仲里誠桔訳
ISBN4-915497-68-2 C0014
四六並製 初版/2004年12月
4000円+税
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「人間を知ることは神を知ることである。神を知ることは人間を知ることである。」(アニー・ベサント)。
H・P・ブラヴァツキー『シークレット・ドクトリン』を基に、神智学の精髄を解説し、その理論を体系的にまとめ上げた、神智学研究の記念碑的名著の全訳。旧版(たま出版)に全面的に改訂・改訳を施した決定新版。世界中でロングセラーを続ける不朽の書。



【目次】
第二十六章 地球連鎖(第四連鎖)の形成
第二十七章 地球連鎖の第一環
第二十八章 地球連鎖の第二環
第二十九章 地球連鎖の第三環
第三十章  第四環―人間の環
第三十一章 地球の第一根人種
第三十二章 地球の第二根人種―キンプルシャ
第三十三章 地球の第三根人種(レミゥリア人)
第三十四章 「金星の主方」の到来
第三十五章 第四(アトランティス)
根人種第一亜人種ルモアハル人
第三十六章 第四(アトランティス)
根人種第二亜人種
トラヴァルティ人
第三十七章 第四(アトランティス)
根人種第三亜人種
トルテク人
第三十八章 アトランティスの文明のあらまし
第三十九章 ペルー文明のあらまし
第四十章  第四(アトランティス)
根人種第四亜人種チュラニア人
第四十一章 チュラニア人の後裔カルデア


第四十二章 第四(アトランティス)
根人種第五亜人種原始セム族
第四十三章 第四(アトランティス)
根人種第六亜人種アッカディア人
第四十四章 第四(アトランティス)
根人種第七亜人種蒙古人
第四十五章 第五(アーリア)根人種の創成
第四十六章 第五(アーリア)根人種と
「橋の市」の略図
第四十七章 第五根人種第一亜人種ヒンドゥ人
第四十八章 第五(アーリア)根人種
第二亜人種アラビア人
第四十九章 第五(アーリア)根人種
第三亜人種イラニア人
第五十章  第五(アーリア)根人種
第四亜人種ケルト人
第五十一章 第五(アーリア)根人種
第五亜人種チュートン人
第五十二章 第五根人種の根幹のインドヘの移住
第五十三章 第五(アーリア)根人種第六亜人種
第五十四章 第六および第七根人種の草創
第五十五章 火星と水星の生命体
第五十六章 結び


 
第三十五章 第四(アトランティス)根人種/第一亜人種ルモアハル人

アトランティス大陸の全貌と破局

 第四根人種すなわち、アトランティス根人種については多くの情報が手に入るようになっている。特に本書の目的に関する限りでは、W・スコット=エリオット著の『アトランティスおよびレミゥリア物語』という今では古典となった恰好の書がある。この書には四つの地図も附いていて、それぞれほぼ次の時期を示している、

 地図1……一〇〇万年から八〇万年前まで

 地図2……八〇万年から二〇万年前まで

 地図3……二〇万年から八万年前まで

 地図4……八万年前から紀元前九、五六四年まで

 地図1の期間では、アトランティスはアイスランドの数度東から現在のリオ・デ・ジャネイロの地まで拡がり、テキサス、メキシコ湾、アメリカの南部および東部諸州、ラブラドル、ラブラドルからアイルランドに至る地域、スコットランドおよび北イングランドの小部分にまで伸びていた。さらにブラジルからアフリカの黄金海岸にも達した。

 地図2は第三紀中新世の約八〇万年前に起きた第一次大破局後のもので、大陸北部の大部分は水没し、残りも甚だしく引き裂かれた。成長しつつあったアメリカ大陸はアトランティス大陸の残部(北緯五〇度から赤道の南緯数度に至る太西洋盆地を占めた)と切り離されてしまった。世界の他の地域でも相当陥沈・隆起が起こり、たとえば今のイギリス諸島はスカンジナビア半島、北フランスおよびその間の海ならびに若干の周辺の海を包含する巨大なる島の一部であった。

 地図3は約二〇万年前の第二次激変の後の地表を表わす。しかし、この激変の規模は第一次よりもずっと小さかった。アトランティス本島は今やルタ(Ruta)という北の島とダィティヤ(Daitya)という南の島とに引き裂かれた。未来の南北両アメリカも互いに分かれ分かれになり、エジプトは水没し、スカンジナビア島は未来のヨーロッパに繋がった。

 地図4は紀元前七千五百二十五年に起きた大激動後の地表を表わす。ダイティヤ(Daitya)はほとんど消滅し、ルタ(Ruta)は縮小して比較的小さな大西洋のほぼ真ん中のポセイドニス(Poseidonis)という島になった。地表はほぼ現在の状態に近いが、イギリス諸島はまだヨーロッパに繋がり、バルチック海は存在せず、サハラ砂漠はまだ大海であった。

 紀元前九千五百六十四年にポセイドニス(Poseidonis)は遂に水没した。

 約三千五百年前、ユカタンのマヤ人の間で書かれたらしいトロアノ(Troano)手稿は、ル・プロンジャン(Le Plongeon)の翻訳によれば、ポセイドニス(Poseidonis)の水没の模様を次のように記【しる】している。

 「六カン(Kan)の年ザック(Zac)月の十一ムルク(Muluk)に恐ろしい地震が起き、ひっきりなしに十三チュェン(Chuen)まで続いた。泥の丘-複数-の国、ムーの土地はその犠牲となった。二回隆起すると突然夜の闇に消えてしまい、盆地は絶えず火山の力によって揺すぶられた。そのために大陸の幾つかの土地が数回も沈没と陥起とを繰り返した。遂に地表が崩れ、七つの国々が引き裂かれて散った。激動の力に堪えることができなくて、国々は六千四百万人の住民とともに、本書の執筆より遡ること八千六〇年に沈んでしまった」。

 これらの四次におよぶ大激変の外、小さい激変も多かった。

 「善法」に従っていたイニシエイト=王達や僧侶達は差し迫る災難に前もって気付いていたので、各人が予言的警告を発し、終局的には植民者の一隊のリーダーになった。

 
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