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「もしあなたが神と対面したいなら、あなたの周りで助けを必要としている人の世話を、愛を込めて行いなさい。そうすれば神はそこに必ず立現れる」 ポール・ソロモンは、よくこう言ったものだった。そしてなにより、次の言葉を生きることの土台にしていた。 「たとえ、民衆の言葉、天使たちの言葉を語ろうとも、愛がなければ私は願がしいドラやシンバルにすぎない」 「たとえ、預言する言葉をもち、あらゆる神秘とあらゆる知識に通じていようとも、たとえ、山を動かすほどの強い信仰をもっていようとも、愛がなければ、無に等しい」 「全財産を貧しい人のために使い尽くそうとも、焼かれるためにわが身を引き渡そうとも、愛がなければ私は無に等しい」 「愛は決して滅びない。預言はすたれ、異言は止み、知識はすたれよう。我々の知識は部分的であり、預言も部分的だからである。完全なものが来たときには、部分的なものはすたれよう」…コリント人への手紙 彼のいうメタ・ヒューマン (超人間)とは有名になった偉人という意味ではない。無条件の愛で生きた人のことである。目の前で苦しんでる人のために、恐れもなく手をさしのべた人である。 モーゼからマザー・テレサまで、名の知られた人もいれば、いま、名も知られず、地球のどこかで、無私の愛で働いている人もいる。そういう人たちによって、私たちと、地球は支えられていると言っても過言ではない。 私たちはみな、この地球でそのように生きるために生まれてきたのであると、ポール・ソロモンは主張する。 人はみな無条件の愛を持って生まれてきたのだが、人生を生きていくうちに、敵に出会い、困難にぶつかり、いつしか自分に都合のいい人は愛せるが、批判的な人は愛せないという条件付きの愛で生きることを覚える。 そしてなにより、そういう自分を愛せない…という幻に取り込まれていく。 無条件の愛で行動するメタ・ヒューマンと私たちを隔てているものはなにか?… 古代よりの叡智はみな、この隔てている所に橋を架けるためのものであった。 ポール・ソロモンはこの橋を架けるべく、古今東西の教えを学び、現代に必要なものを選び、アレンジして、私たちをジャンプさせるために一生をかけた人であった。 自ら東西の神秘思想の源流にわけ入り、その教えの精髄を把握して、種々の訓練法を開発している。それらは、私たちの現代生活の中で学ぶことができ、なかなかユーモラスでさえある。 そこに読者は、東洋的なヨガから西洋的なカバラに到る種々な手法を感じとるであろう。 そしてポール・ソロモンの主眼は、この地球こそが最上の学校であるという点である。 この地球学校で、メタ・ヒューマンと私たちを隔てているのは、恐れ…これは自分には出来ないのではないか…を持つが否かにかかっている。恐れとは、愛の対局であって、幻想なのであると、ポール・ソロモンは説く。 彼の提案する、恐れを取り除き、愛に満ちるためのアプローチは非常に実際的である。 彼独自の瞑想法から、自分の内面とむきあう日記に到るまで、私たちの人生を深いところで転換させるものである。 そしてなにより、ポール・ソロモンがこの本で取りあげたメタ・ヒューマンの恐れのない生き 方、愛に満ちた知恵こそ感動的である。 盆栽の先生に学ぶポール・ソロモンに、またマザー・テレサが棒切れ一本で貧民街の子供たちに字を教え始めたことに、心揺すられない人がいようか。マザー・テレサの何事をも恐れない生き方、愛の大きさ、深さは、私たちの心に巣くう恐れの大きさ、深さを照らし出す。 ポール・ソロモンはその恐れから私たちを解放しようと全力を傾けた人である。 私たちはみな、メタ・ヒューマンなのだと人々を励まし続けたポール・ソロモンこそ、また無条件の愛で生きた人であったといえる。 本書を貫く彼からの熱い”愛”についてのメッセージは、必らずやあなたの人生に転換点をもたらすに違いない。 |
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